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馬虹師父に指導を仰ぐ筆者
    

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基本功の前に
裏山です。

武術に限らず、どんなことでも基礎練習は大切です。
中国武術では、それを基本功と呼んでますが、ただ繰り返すだけでは、
それはそれは退屈で単調な練習でしかありません。

たとえば、うちの教室に来始めたばかりの人には、
老若男女、学習する種目を問わず、かならず長拳の基本功を教えます。

まっすぐ蹴り上げる正てき腿から、斜めに蹴る斜てき腿、
外擺腿に里合腿…
若い方には跳躍系の練習もいくつか教えることもあります。

といっても、専門で長拳を教えてるのは子どもにだけで、
大人は軒並み太極拳です。
当然、跳躍といっても長拳のように要求の高いものではないし、
蹴り技もそこまで無茶なことは言いません。

じゃあ、なぜやってるのか、というと、
       身体能力の限界を高めておくとのちのち楽になる、

からです。

100しかできないことを常に100やるのは大変です。
だから、120でも130でも力を出せるようにしておいて、
100やるようにすればいいのです。
(書いてみるとわかりにくいな、これ…汗

まあ、大は小を兼ねる、ということです。

と、基本功のことを書いてみましたが、メインテーマは違います。
前置きが長くなりましたが、今日のメインは、
基本功のさらに前にやる準備体操です。

手をこねこね、足をぐにぐにさせる、何の変哲も、洋の東西も関係ない、あの準備体操です。

やってない教室もあるかもしれませんが、そういうところに通っている方は、水泳の前にやる体操でも思い出しながら、ついてきてください。

当教室では、足首から始めて、膝、股関節、骨盤、肩、肘、手首と柔軟をし、
その後、二人一組になって、さらに膝の柔軟をやります。

それぞれ行うときには、できるだけ厳格に、
その箇所だけを動かすことを意識するように指導します。

たいていの人は、

だらだらやります。ぶー

しかし、練習が始まったら、全てが太極拳の練習です。

遠足は家に帰るまでが遠足です!

なぜ、こんなことをさせているかというと、
普段意識して動かすことのない部分を、
意識的に、かつ過剰なまでに動かすことで、

無意識な動きをコントロールしつつ、

自分の可動域を確認していく、

という目的のためです。

当然、太極拳では、一部が勝手にふらふら動く、ということはありません。
ですから、こんな風に一部ずつ動かす練習は、実際的ではないように思えます。
でも考えてみてください。

先生が言われるように、連動して体全体を動かせてますか??

はい、そこのあなた!

できてますか?

全くできてないことはないと思います。
でも、完璧にできてるはずもないでしょう。

まずは個別に動かせるようにして、それからそれぞれをつなげていくのがいいと思います。

誤解しないでもらいたいのは、これが伝統的な練習、
というわけではない、という点です。

むしろ、伝統的には、こんな練習の仕方はないと思います。
(一概には言えませんが…)

いつぞやも書いたのですが、(ここかどうかは忘れました汗
識字率の低かった昔は、文字にして練習法を残すこともまれでしたし、
いまのように、力学的に言えばこうだ、とか、
体育理論ではこうだ、とか言った概念がなかったわけで、
先生の言うとおり、ただひたすら套路を練り、基本功をやり、
その中で、体現していくしかなかったわけです。

僕は、どっちかというと運動音痴に属する人間です。
おまけに生来の怠け者ですから、
大変なことや、面倒くさいことは嫌いです。
だから、いかに効率よく体を動かせるようになるか、
最短距離でうまくなるか、
を考えてきました。
そのための努力は惜しまない、という
真の怠け者です。

その一つの結論が、いまの指導に現れています。

それに、せっかく貴重な時間を使って習いに行く(来る)のですから、
全部が太極拳に活きる練習の仕方をしたほうが得じゃないですかイヒヒ

僕はけちなもんで…

東洋身体研究室東洋身体工房
| motoaki | 拳論〜ちょっとまじめな太極拳解説 | comments(2) | trackbacks(0) |

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小次郎 (2006/01/17 10:32 AM)
先週の金曜日 初めて練習に参加した小次郎です。前回の練習で一番感動したのがこの練習前の準備運動だったのでついつい反応して書き込んでしまいました。

自分の中では太極拳の実際の練習よりもこの準備体操をきっちり出来るようになることと長拳の基本功?をしっかりと出来るようになること、あと「立つ」事が一番大事なように思いました。

「立つ」ことの難しさをあらためて実感した一日でした。

2月から厳しくて良いのでみっちり指導お願いします。<(_ _)>

気を付けて中国研修行ってきてくださいね (^^)/
裏山 (2006/01/17 11:22 AM)
小次郎さん、コメントありがとうございます。

今回の記事では触れてませんが、たしかに「立つ」こと、
つまり「站椿(たんとう)」も大切な練習ですね。
始めたばかりのうちは、脚力の養成くらいにしか意識を持っていけないと思いますが、
だんだんと体の各所に意識を配っていけるようになると、
ただ立つことの中にあるおもしろさにも気づき、苦しくても立ち続けることができるようになります。
これからも、自分の体と対話しながら練習を続けてください。
今後もよろしくお願いします。









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